電気自動車 急速充電器のはなし (No10)

 このブログを書いている最近では、日本でも電気自動車(EV)をたまーーーに見かけるようになりました。一番多いのは 日産LEAF(リーフ)ではないでしょうか。大阪市内ではタクシーにも採用されています。リーフ以外には三菱 i-MiEV(アイミーブ)なんかも有りますが 価格が高い事もあってか私の生活環境周りでは殆ど見かける事はありません。これらEVについて私個人的には大変興味はありますが、貧民である以上 なかなかそういった最先端なものは所有出来ません


日産 リーフ



三菱 i-MiEV


 半分 貧乏人のねたみ になりますが、「今すぐに欲しいか?」と聞かれると 決してそうでは無く 今は様子見ではないでしょうか。どうも リーフ ユーザーのレビューを見ていると 満充電での航続可能距離が 50km~80km(冬に車内ヒーターを使用する場合) の様なので実用レベルとしては大変厳しいと言わざるを得ません。その距離を走るたびに 30分間の急速充電をしないといけませんので、長距離となるとなかなか現地に到着しません。また、常にガス欠ならぬ「電欠」を気にする為 精神衛生上もよろしくはありません。近所のちょい乗りだけであれば問題は無いですが・・・。大阪のタクシーについても運転手からは不満だらけの様で この航続距離を考えると当然ではあります。”おいしい長距離客” を乗せてる最中に急速と言えど30分間の充電は出来ないです。

 こういった問題点を少しでも緩和すべく 航続距離(バッテリー性能)の向上 および 充電設備の整備が急務となる訳ですが、前者については技術的な課題も有りますし、価格的な面も無視出来ません(リーフの次期モデルは300キロの航続距離が目標とか)。後者については急速に整備を進めている様ですが まだまだガソリンスタンドの比ではありません。下のマップをご覧頂くと、急速充電器の数は多いように見えますが、地図を拡大してゆくと山間部の整備遅れが目立ちます。

日本全国 急速充電器マップ(チャデモ方式)

大きな地図で見る


 その発展途上の急速充電器について、先日 日産が日本国内における急速充電スタンドの利用制度について、新しいプランの発表を行いました。これまで 月会費1429円(税抜き)で全国の日産販売店のみで充電が可能なプランがありましたが、さらに拡充されたプランで 月会費3000円(税抜き) で日産販売店の他、高速道路、道の駅、コンビニ、その他商業施設などに設置されている急速充電器を利用出来るプランの様です。

 この 毎月3000円 という価格設定は実際のところどうなのでしょうか。EVの ちょい乗り メインで考える場合、この場合 自宅充電するユーザーも多いかと思います。その場合は当然ながら 3000円の恩恵を受ける事は殆ど無く、ましてや 電気代を自分で支払う格好になります。自宅で充電がイヤなら近所の充電スポットを探すも、殆どのところが充電器は一台しかなく、運が悪ければ先に充電をしている方がいる事もあります。ちなみに比較参考として リッター10キロ以上走るガソリン車であれば少なく見ても200~300キロ程度走る事が出来ます。週末ちょい乗りユーザーは十分な距離です。それ以上走るとなると EV でも良いかも知れませんが、


急速充電器は一台だけのところが多い


 逆に 長距離利用となると ”ある程度の” 恩恵は受ける事は出来ますが、個人ユーザーの長距離ドライブって毎月ありますか? そう考えると 新プラン の魅力は薄いと感じ、本当に電気自動車を普及させたいのか? とも考えてしまいます。 例えば、日産販売店以外の急速充電器を使った月だけ 3000円 の支払いが発生するとか、一回ごとに100~数百円の都度支払い方法にするとか もっと柔軟な支払い方法を提供する事のほうが、消費者は食い付くと思うのですが。

 この様な問題点を早急にクリアして頂き、EVがもっともっと普及し、車体本体価格なんかも安くなってくれれば私の様な貧民にも選択肢が出来て嬉しいのですが・・・

(終わり)

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